デュマレストサーガ・復刊
本屋さんにて、こんな本を見かけまして。
よく見れば、シリーズの最初4冊までが並んでおりまして、正直かなり驚きました。
デュマレスト・サーガと言えば、昔、学生をやっていた頃に暇にあかせて(当時出ていた分)全巻を読破したシリーズでして。
「孤独な放浪者がナイフ一丁で宇宙を渡り歩き、故郷『地球』を探し求め旅を続ける」、とゆーお話でして、SFTRPG「トラベラー」(GDW/HobbyJapan、現在は国際通信社から出版中)の参考に良い、なんて安田均氏の推薦もあり、当時は結構な人に読まれていたものです。
……なのですが、このシリーズも長らく版元品切れ状態が続いておりました。
この「版元品切れ」とゆー状態は事実上の絶版であって、以後の新本入手は困難な状態となります。
本屋さんで「版元品切れ」とゆー説明を聞かされてのたうちまわった経験と絶望感、多少なりとも読書を趣味に持つ同士諸君には大いに共感していただけるものと信じております。
とゆーか古いSFの文庫なんぞは、どこの版元でも品切れのまま放置されてる、ってのが現状でして。
実の所、クラーク、ハインライン、アシモフあたりの大御所ですら、実は早川、創元ともに大半品切れ状態で放置されておりました!去年あたりからちびちびと出てた早川の新装版を見て、ようやく私も品切れ状態だったことに気づいたんでえらそうな事は言えないのですが、「これじゃあSFファンも増えないだろうに、自分で商売狭くしてどうするんだろう」、と思ったものです。
まあ、創元がここ数年、古いシリーズの復刊に力を入れてくれてるのは個人的には嬉しかったのですが、ただ、私は好きなシリーズでも「火星シリーズ」とか「キャプテンフューチャー」なんてのは、やっぱり懐古趣味のマニア向けですよね。(「キャプテンフューチャー」については、今回の復刊版のイラストが微妙に好きになれないこともありますし。あの弱々しいキャプテンはちと。。。)
ともあれ、そんな状態からの復刊、大変おめでたい事なのですが、よくよく調べてみますと、どうもこれ、シリーズの一部だけ復刊らしく、全巻復刊予定は今の所無いようなのです。。。
実は、このシリーズ、当時、翻訳が31巻まで出ていたのですが、おそらくは最終巻と言われていた32巻は未訳でして。
調子よく翻訳が出ていた頃に、まだ最終巻の原作が本国でも出ていなかったため、待たされていた状態だったのですが、31巻が翻訳出版されてから間が空きすぎたためか、結局今に至るも32巻は未訳のまま終わってしまいました(結局、最終巻「The Return」は本国では92年に出版)。
長期シリーズ出版の宿命で、後半になればなるほど出版部数が少なくなりますから、採算点を割ってしまった、てあたりの事情があったんではないかと思うのですが、愛読者には惨いお話でした。
とゆー訳で、今回の復刊で最終巻の翻訳を期待したのですが、全巻復刊じゃないんでは無理かしら。。。
復刊版が売れてくれれば望みはあるんでしょうけれど。。。
1~31まで持ってるんですが、もっかい買って、創元にファンが居ることを訴えるしかないんでしょうか……
