消費税増税についての個人的見解・3

と、言ってみたものの、財政再建と国債の金利と市中金利の連動まではいいと思うんですが、そこから先、通貨価値の上下や景気との関係については、諸説ありすぎてどう説明したらいいのやら状態ですし、正直、難易度も高くて私の手には負えません。

「財政赤字を放置して、円安になれば輸出が回復して、景気回復する」という人もいますし、「円安の輸出回復効果よりも、財政赤字を放置することによる金利上昇の景気押し下げのほうが大きい」と言う人もいます。
個人的には、財政再建優先を唱える人の説は多少悲観的と思いますが、景気回復優先を唱える人の説はあまりに楽天的、という感じに見えています(最近の好景気であるところの、2002年から2008年のリーマンショックまでのいざなみ景気を見れば、税収増加で財政再建できるほどの好景気が現状であり得るというのが、私には想像つかないのです)。

中間的な「現状のデフレ下での消費税増税は、消費が冷え込み、結局税収減になる。もうちょっと景気回復してから増税すべきだ」的な説を唱える人もいますが、一応、今回の消費税増税案は8%と10%との二段階にわけての増税で、駆け込み需要の喚起を想定しているので、ある程度の対策はなされているものと見ています(ただし、小売りの現場を考えると、8%とか半端な税率で、しかもあまり時を置かずに10%へ増税されるというのは値付けとか設定とか面倒だなあ、とも思っています)。

まあ、このあたりは私の主観でしかありませんし、この件はあまりに要素が多く関係が複雑すぎて、諸説ありすぎ、万人が納得する唯一の解答は無いと思います。

ただ、「今すぐ増税されるのは嫌」という人には、「遠からぬ将来、財政破綻でもっと苦労する」可能性が低くないことを知っていて欲しいと思っています。

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ついでに以下、完全に個人的な感想

1)消費税は、所得税や贈与税等をまともに払っていない、ヤクザや前々首相のような輩からも税金が取れる、という点で良い。

2)民主党案の低所得者対策にある「給付付き税額控除」は、共通番号制が前提となるので、実現できるならそれなりに合理的(給付を貰うためにはきちんと申告しなければならず、共通番号制により、脱税を防げるかもしれない。難易度高いと思うけど)。

3)自民党案の「低減税率」は勘弁して欲しい。大手はコンピュータシステム上で全店一括設定できるかもしれないけれど、小さい所は商品一個一個毎に違う税率とか混乱しますって。

4)法人税減税とかもだけど、民主党の現在の税制政策には割と同意できてしまって困る。

(この項終わり)

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消費税増税についての個人的見解・3” に対して3件のコメントがあります。

  1. さかい より:

    難しい話はともかく「消費税は何時か上がるんだろうな」なんて漠然と考えてたからしゃあないか(溜息)なんだけどね。

    前々首相は10%が15%になっても大して痛くなさそうなのが実に憎たらしいですな。

    小市民としては消費税と一緒に軽自動車の自動車税も上げて欲しいわ。あれは絶対に安過ぎだってw

    軽貨物の税額は据え置きにしますと付け加えれば反発は最小限に・・・無理かなあ。

  2. 匿名 より:

    増税ですが・・・・・
    大型スーパーやドラッグストアなどは大量仕入れや一括仕入れなどでなんとか苦しいながらも据え置きみたいな感じで頑張ると思います
    しかし小売店や個人経営の飲食に限らず全部はこの増税でつぶれるところは多数でてくるのではないでしょうか
    やはりこんな時代なのですから、増税になれば安い所にいくのが普通の人と思います
    増税しないと景気はもっと悪くなるという話は正直私には難しすぎてよくわかりません
    すみません

  3. BURAN(丹駒) より:

    >さかいさんへ
    逆に、自動車税の減税というか撤廃の話があるみたいですな。
    おしなべて自動車税が0になるなら、まあそれはそれでありかなー。
    他にも同様の税金かかってる産業としては、文句も言いたいけど。

    >名無しさんへ
    選択肢は二つ、
    A)増税して財政再建する。今苦労する。潰れる所も出るけれど、その後はなんとかなる。
    B)増税しないで財政再建は放置する。ちょっと先にほとんど潰れて、以後延々と苦労し続ける。

    個人的にはAのがまだまし、と思っている、て話です。
    同意できないとしても、こんな説がある、というのは覚えていてもいいんじゃないかと。

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